「量子もつれ」と「多世界解釈」すぐ隣のパラレルワールドの生体利用

夕陽の渡り鳥 モンスト町
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 遠くの初めて訪れるところでは、スマホのアプリGPSに頼って、なんて場面多いですよね

こんにちは! サヘランです

アプリのGPSならぬ、「量子もつれ」を利用したGPSを使って、渡り鳥が何千キロも国境を越えて旅をする!ということは『量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待』著者:ジム・アル-カリーリ 翻訳:水谷 淳 という本の内容に詳しいです(ネタバレにご注意ください)。

鳥類など動物は、それと意識せずに「量子もつれ」を利用したGPSで正確に、緯度と経度を測っています!

意外にも身近にある「量子もつれ」の利用から、「多世界解釈」について理解を広げてみましょう

そしてすぐ隣にあるパラレルワールドを知っておくことは、みなさんにとっても、今後の時代を生きていく上での価値になることですよね

それではみなさん、しばしのお付き合いのほどよろしくお願いします

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「地磁気の磁力」感知など、 動物は「量子もつれ」を長い進化の間に巧みに活用する術を身につけていた

 量子は波であると同時に粒子であったり(重ねて合わせ)、壁をすり抜ける(トンネル効果)ことができ、いったんペアになった粒子同士はどれだけ遠く離れていても瞬時連関する(「量子もつれ」というのですから、すんなり納得することのほうが難しいものです。

驚くかな動物や植物は、「量子的性質」を長い進化の間に、巧みに活用する術を身につけていたというのです。

 ヨーロッパコマドリは、冬になるとスウェーデンのトウヒの森から地中海数千キロも渡っていきます。

眼にある”青い光の光子”を吸収するタンパク質「クロプトクロム」が光を吸収すると、結果的に「もつれ状態」にある”電子のペア”をつくりだします。

ペアは不安定なので、電子同士が再結合して生成物(一重状態または三重状態)を生じるのですがその確率は、その電子ペアの方向に対する”磁場がなす角度”強く影響されるので、普通の磁石の100分の1と弱い「地磁気の磁力」にも鋭敏に反応できます。

コマドリ・タンパク質
Natureホームページより:出典

その後の研究で、ショウジョウバエオオカバマダラニワトリなどからも「クリプトクロム」磁気受容に重要な役割を果たしていることが明らかになっています。

ちなみに、鳥が我々の持っているような方位磁石を持っているわけではないことは、”鳩での研究”によって2012年に鳥の体内に含まれている磁鉄鉱のコンパスは否定されています。

以上が、ジム・アル-カリーリ著『量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待』の本の内容からです。

眼にある、たんぱく質「クリプトクロム」の応答で、緯度・経度が目に見えている感覚なのでしょうね。

我々のアプリGPSに勝るとも劣らない、鳥類の「量子もつれ」を利用した、いわゆる”生体GPS”は進化の過程で、何万年もはるか昔から獲得されて運用されているなんて凄いですね!(^^)!

「量子もつれ」が生む「多世界」の1つを順次渡って行く”渡り鳥”のように生きる!

自然界の動物は適者生存などの進化の過程で、原理を知るよりも早く、「量子もつれ」などの量子的性質の生態への活用を、意識もせず本能で行っています!

「量子もつれ」など量子的性質がなぜ、こんなに早く”進化の過程で利用”されるようになったのでしょうか。

それは「はじめに、もつれありき!」じゃないですが、自然界を形作っている背後にある原子や分子「量子的性質」が広範にあふれかえっているからです。

関連記事は、以下のブログカードからご覧ください。

量子的性質の「量子もつれの海に泳いでいる」のですから、それを利用しない手はないってことですよね!

「多世界解釈」で考えると鳥類の「多世界解釈の解釈者」としての行動がみてとれます。

先ほどの鳥類の、眼の中にある 「もつれ状態」にある”電子のペア” は実際にはいろいろな方向性のスピンをもつわけですね。

単純化すると地磁気方向」と「その正反対の方向」の2方向で、その2つの世界の内の1つの世界である「地磁気方向」の世界を選んで行動しているといえるでしょう。
関連記事は、以下のブログカードからご覧ください。

鳥類に限らず我々ヒトまで、それは長いながい進化の過程「量子もつれ」のコンパス類似した手段で、なにか「量子的性質」利用していることは十分考えられます!

現在、人類は「量子もつれの利用」に大きく舵を切っている

 政府は経済安全保障の強化に向け、「量子暗号通信」の研究開発を加速するため、100数十億円の年間予算を計上、「量子もつれ」の実証実験や人工衛星の活用などを進めるとニュースにもありました。

現在、人類は本格的な「量子もつれの利用」に大きく舵を切っていると言っても過言ではありません!

 いかがでしたでしょうか

「量子もつれ」がもつ意外な身近さそして動物が生態に活用してることを知る価値!

難解な量子力学の原理はさておいて、「量子的性質に親しめる」ことのよさが実感できたのではないでしょうか(^^)/

それではみなさん、今回も最後までご覧いただきありがとうございます

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