「ラニアケア超銀河団」さらに向こうに在る「シャプレー集団」の価値

天の川木 ドラクエ村
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 ふとしたきっかけで、夜空を見上げると星空がキレイに輝きだしてます

こんにちは! サヘランです

今回は、遠い夜空の向こうの世界に思いをはせてみましょう

ラニアケアはハワイの言葉「無限に広がる天空」という意味があるように

夜空だけではありません、地面の下の地球の影の部分も含め、360°宇宙には、無限と呼べるような広大な世界が広がっています。

そんな、天空の広がりをイメージすることで、一旦気もちを解放させてから、目の前の日々の問題に立ち向かうのも、それはそれで良い方法ではないでしょうか

それではみなさん、しばしのお付き合いのほどよろしくお願いします。

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「ラニアケア超銀河団」のすみっこの住人、われわれの「天の川銀河」

 私たちの地球は5億光年もの大きさ「ラニアケア超銀河団」の一員であることがわかって数年経ちました。

「ラニアケア超銀河団」10万の銀河川のように1か所に向かって流れている構造となっているのです。

この発見をもたらしたのは、研究チームが銀河の位置と動きを詳細に記録し示した宇宙地図です。

その中での各銀河の動きを視覚化すると髪の毛のよう川の支流、それが合わさった本流のように見え「フィラメント」と名付けられています。

各銀河の動きは、ある中心(川でいうと海)に向かって引きつけらているように見え、その中心を「グレートアトラクション」といいます

ラニアケア超銀河団
出典:天文辞典、ラニアケア超銀河団

枠で囲まれている「ラニアケア超銀河団」の右端の「小さい点」の位置に我々の住む「天の川銀河」があります

フィラメントの形から「天の川銀河」左斜め上に引かれているのが分かります。

「天の川銀河」乗っかってる支流は、太いので周りには、アンドロメダ銀河を含め似たような銀河系が沢山あることが見て取れます。

それは重い重い銀河系が”渦巻きに回転”しているだけでなく、グレートアトラクションに引かれて全体が動いているのは驚くばかりだが、10万ともいう数の「他の銀河」も、すべて川の支流に「浮かぶ笹船」のように海に(グレードアトラクションに引かれ)流れていくとは、おそるべき引力ですね!!

「ラニアケア超銀河団」の大きさ「160メガ・パーセク」は限りない天空の単位

 無限に広がる天空という意味の「ラニアケア超銀河団」の大きさは、平均直径160Mpc(メガ・パーセク)といってもわかりずらいですよね。

Мメガは106=百万)で、1㍶パーセク)は3.26光年の距離を表しますから計算すると…

160✖1,000,000✖3.26=5億2千1百60万光年、ですので約5.2億光年という大きさなんですね!

では、この「ラニアケア超銀河団」の大きさを単位にして、全宇宙の大きさをみてみましょう。

地球から「可視」宇宙(宇宙光の地平面)の端までの共動距離は、あらゆる方向に約14.3ギガパーセク(約465億光年)なので、「全宇宙の大きさ」直径約約28.5ギガパーセク(約930億光年)球体だということになります。

Gギガは109=十億)なので先ほどの計算のように確かめると

28.5✖1,000,000,000✖3.26=929.1億光年、とおよその大きさは約930億光年となります。

もっと感覚的にいえば、全宇宙の大きさは……929.1億光年÷5.22億光年≒178個分

(ラニア)(ラニア)(ラニア)・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・(ラニア)と横に並べると「ラニアケア超銀河団」が横に178個ほど並ぶ大きさということになます!

ちなみに、最近観測された最も遠くにある天体は、UDFj-39546284という銀河で観測の赤方偏移の値が11.9である可能性が正しければ、見かけの距離134.5億光年実際の(宇宙加速膨張による)距離326.6億光年のようです。

465億光年の内の326億光年ということで、全宇宙の70%ほども実際に観測されているのです!(^^)!

ちなみに、1光年は光が1年間で進む距離で約9兆5000億kmと、これだけでもかなりの距離ですよ。

人類の視野は、ハッブル宇宙望遠鏡のフィルターの「メガネ」を通しているとはいえ素晴らしい広さなんですね!

さらに「ラニアケア超銀河団」の全体も、どこかに引き寄せられている不思議

 「ラニアケア超銀河団」は我らが自身の「天の川銀河」を含む「おとめ座超銀河団」と、隣接する「うみへび座・ケンタウルス座超銀河団」を含む大規模構造(先ほど図の枠内)のことなのですが…

この大規模構造が、さらに他の何かに631キロメートル毎秒で引き寄せられているとのことなのです!

この領域を「シャプレー集団」と称して銀河を引き寄せる領域としてみつかりました。

シャプレー集団
ラニアケア超銀河団(中央)とシャプレー集団(左):出典CNN.co.jp

反対側に位置する「ダイポール・リペラー」は巨大な空洞に一握りの銀河だけが浮かぶ暗い領域で銀河団を遠ざけるこんな領域も無数にあるそう。

銀河の構成要素以外にも、ダークマターやダークエネルギー関連記事はブログカード)が重力の供給源になっていそうですね。

宇宙の銀河団の大規模構造は、果てしない広大な領域で引き寄せあったり、遠ざけあったりしているのですねー

みなさんいかがでしたでしょうか、

天上の神々さえ見渡せるかわからない、無限に広大な深宇宙の世界とその不思議さ

宇宙望遠鏡という、高性能な眼鏡のはたらきで、人類は大したもので7割も見渡せています!

サヘラン的には反省してます、お隣さんの芝刈り機の音がうるさい!とかとかなんていうかこう、日常ももうちょっと広い視野にたってみなきゃなーって(;^^)

今日は、あらためて思いを強くしました!

それではみなさん、今回も最後までご覧いただきありがとうございました

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