ウイルス禍の諸問題、ニュートン力学と量子力学で雲のように扱えるか

雲 ドラクエ村
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 こんにちは! サヘランです みなさん、お変わりありませんか?

とくに昨今、なにかと変化の多い社会となってきています。

そんなときにはだれもが指針になる羅針盤みたいなものを求めています。

そこで「近代」をこえて「現代」の次代の価値観をおさらいしてみます。

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「ニュートン力学」の内容イメージと以前の「近代科学」の時代

人類の歴史は「古代」「中世」「近代」「現代」と大きく変化して来てます。

原初の「古代」とは、文明がはじまりだした、ギリシャ・ローマの時代。
そして「中世」は、キリスト教が世界観を支配した宗教中心の時代でした。

その後、ルネッサンスや市民革命を経て、社会の中心は 教会から市民へと
変化 して「近代」が成立します。

ウイルスの「パンデミック」は、教会の力が弱まる一つのきっかけだったようですね。

この「近代」に成立した科学を「近代科学」と呼びます。 「ガリレオやニュートン」は近代科学の創始者です。

天体の運行が神の御心ではなくて、純粋に数理的な法則に従っていることを証明し、 中世から近代への転換にも貢献しました。

天文時計
天文時計

「経済学」「化学」も、そして「機械工学」「心理学」も、現在存在する科学の ほとんどは「近代科学」です。

近代科学は「法則の探求」を重視するという共通点があります。「 ニュートン」の考え方が、今も生きているのです。

「原因」が「法則」に作用して「結果」を生むというパラダイムは、近代科学の父であるニュートンの考え方そのものです。

原因・結果
間にある「法則」出典

「ガリレオやニュートン」の本当の業績は物理の世界ではなくて、中世のキリスト教的世界観から、近代科学観への大転換の礎を築いたところにあります。

経済学も社会学も、消費者行動論も現在の近代科学は、このニュートン物理学の影響を受けています。

物理学に限らず、医学や経済学や心理学でも「原因に法則が作用して結果を生じる」と考えるのが普通です。

いわゆる「因果関係」すなわち「原因→法則→結果」という考え方です。

ほとんどの近代科学が「結果には必ず原因がある」という前提の上に成立しています。

そして、原因が結果へと変換される「法則」がどのようなものであるかの研究に集中します。

「法則」さえ解明できれば、望ましい結果が得られるように、物事をコントロールできると考えられるからです。

「アインシュタイン」が不完全さを指摘も「量子力学」が役に立つ

「アインシュタイン」以降に生まれた「量子力学」は、その近代科学から更に次の時代への黎明となるものです。

きっかけは、原子サイズより内側とその外側にある、全く異なる2つの世界です。

この境目の壁は大きく、一方の常識は他方に通用しなくて物理法則も全く違います

通常の物理学が通用しない、原子サイズの内側で成り立つ物理学が「量子力学」です。

簡単にいえば、そのサイズの物は「雲のようなふんわりしたデータ」として扱います。

そして「雲のデータ」→検算(※多数回)→「原因(固有状態)」=「結果(固有状態)」

となるようにひも解いていく方式です。

もっとも簡単な1次元のシュレーディンガー方程式は波動関数φ(ファイ)で次のように表せます。

一次元シュレディンガー方程式
1次元シュレディンガー方程式:引用元

波動関数φは時間発展することは、時間の偏微分になっていることから分かりますし
左辺も右辺にも同じ固有状態のφをとることで式を解くことが出来るようになっています。

このφの「原因(固有状態)」「結果(固有状態)」はほぼ同じで区別できません

こういわれても難しいですよね…では、わかりやすく例をあげてみましょう

みなさん、体温計で検温するときにヒヤッと冷たいっ!てなったことありません?

検温
検温

この時、わずかですがあなたの体温は下がって元の体温より低く測られてしまいます。

そこで元の体温を正確に測るには、色々な温度の体温計を多数用意します(検算(※多数))

その多数の体温計の中で、あなたの体温にぴったりの体温計で測るのがベストです。

ヒヤッとしませんが実際に体温計の目盛りは動かないので測ってない感覚です(笑)

体温計の目盛りが止まってるは「原因(固有状態)」「結果(固有状態)」が同じに対応します。

どうでしょうか、「量子力学」の方式のイメージはつかめたでしょうか?

「アインシュタイン」は算出方式は与えるが、原因と結果をつなぐ法則性を説明できない「量子力学」を不完全なものとして最後まで認めませんでしたが…

その葛藤を超えて生まれた「量子力学」自体は、にもかかわらず実用性があり

あらゆる方面で応用され近代科学から、更に次の時代へのきっかけとなるものでした。

昨今、なにかと変化の多いご時世ですがそのデータだけは積もっていきます。

ウイズコロナ、アフターコロナの変わりゆく現代社会での対応の仕方についても…

いろんな要素を離さなきゃいけないという方式はわかっているが…

とりあえず多数検証し、社会に適合するやり方を模索中ですよね!

「ウイルス禍」も、近代科学を超えた領域の雲のように扱わないとダメなのかもしれません。

サヘランとしても、これからの皆さんの生き方のヒントになれば幸いです

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