新型宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」の届ける広大なる宇宙の価値

バラ星雲 ドラクエ村
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 こんにちは!サヘランです。 みなさん、いかがお過ごしでしょうか

この季節、少しでも晴れ間があると、夜空には神々しく星々が輝いています。

「ハッブル」宇宙望遠鏡に替わって、新型宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」が運用されつつあります。

この機に、夜空を見上げると輝く星々が瞬く、広大な宇宙の価値について思いを巡らせてみましょう

色々な尺度がありますが、おおよその宇宙のスケールを把握しておくのもその一つ…

人生を歩んでゆくときの、何かの尺度として役に立つかもしれません‼

それではみなさん、しばしのお付き合いのほど

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「ハッブル」宇宙望遠鏡に替わって、新型「ジェームズ・ウェッブ」が観せてくれるもの

 すでに昨年暮れに、欧州のロケット「アリアン5」に搭載され打ち上げられた、新型宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」ですが

今年に入り、地球と太陽の重力や天体にかかる遠心力が均衡するラグランジュ点のひとつ「L2」(地球からの距離は約150万km)まで1か月ほどかけて、ゆっく移動し機器の校正などを済ませて、打ち上げから半年後には運用を開始します。

打ち上げから10日後には、主鏡や太陽光を遮るサンシールド(テニスコート並のサイズ約21m×14m)の展開を完了しています。

またその後、望遠鏡部分の展開作業は副鏡、主鏡の順に左右片側ずつ4日ほどかけて展開をしました。

この主鏡の直径は6.5mで、「ハッブル」宇宙望遠鏡の主鏡の直径2.4mより3倍ほど近くも大きく
その能力の高さに研究者のみならず、期待は高まるばかりです。

想像図ジェイムズ・ウェッブ
想像図「ジェイムズ・ウェッブ」宇宙望遠鏡(出典:引用元

初期宇宙で誕生した宇宙最初の世代の星”ファーストスター”や最初の世代の銀河、太陽系外惑星の観測などで活躍するのももうしばらくです‼

135億年以上前の初期宇宙に存在していた天体、その赤外線を捉えることをその能力の高さで、目指す「ジェームズ・ウェッブ」宇宙望遠鏡

限りなく広大な宇宙の素晴らしさを、わたしたち人類に指し示してくれることでしょう!

「ジェームズ・ウェッブ」新型宇宙望遠鏡が、もし感覚を持っていたら感じる宇宙の広さ

 宇宙の広さを感覚的にとらえようという試みは、当ブログでも、我々の銀河系を含む「ラニアケア超銀河団」の大きさ、を単位にしてしてやってみています。

 我々の銀河系を含む「ラニアケア超銀河団」をまっすぐ横並び178個が並ぶ大きさでした!

「ラニアケア超銀河団」の大きさを1m(メートル)に短縮しても178m先まで広がってます。

もしも「ウェッブ」宇宙望遠鏡が、宙の広さを人の感覚で観られたら、どんな風に見えるのでしょう。

そこで、できるだけ感覚的に捉えられる様に、縮尺を変えてみましょう。

直径およそ1万2千7百Kmの地球を、1mm(ミリメートル)に縮小したら

太陽系の中心にある太陽の直径11cm、この太陽から地球11.8m離れて公転しています(学校の中庭ほど)。

太陽系最遠の惑星とされる海王星の公転軌道は11㎝の太陽から353m離れた所を公転しています(学校のグラウンドほど)。

現在最も遠くにある人工装置のボイジャー1号の位置は、太陽から1.7Km離れたところにいます(隣町の駅ぐらい)。

太陽の重力が優位な領域の限界、オールトの雲は1光年先まで続いていて、オールトの雲の直径は太陽を中心とし1485Kmほどとなります(日本列島の半分ほど)。

一番近い恒星(太陽のように光を放つ星)プロキシマケンタウリの位置は4.24光年離れた位置にありますが、太陽から約3160Km離れた所に位置してます(日本列島ほど)。

太陽系から離脱した深宇宙の広さは、地球が直径1mmのスケールでは捉えにくくなってしまいました。

太陽系
太陽系(出典:引用元

「ウェッブ」宇宙望遠鏡が観測するであろう、宇宙の大きさ150憶光年を、地球半周2万Kmだとしたら

 宇宙が地球の表面ぐらいの大きさだとすると、太陽系全体の直径0.0015mm(=1.5μmミクロン=台所にあるアルミフォイルがの薄さは15μmほどなので、10分の1の薄さ)(太陽系の直径を90億Kmとした場合)となります。

なんと先ほど地球の直径1mmとした場合の、4億7千万分の1までスケールダウンですが悪しからず(笑)

太陽系から最も近い恒星の、プロキシマケンタウリまでは4.24光年なので0.6cmぐらいです。

オリオン座α星ベテルギウスまでは約640光年と少し離れていて、91cmほどの距離になります。

我々が住んでいる銀河系は直径が10万光年ですが、これは130mぐらいの大きさになります。

無数の星が集まっているお隣の銀河、アンドロメダ星雲M31までは約250万光年なので、だいたい3Kmぐらいになります。

太陽質量の数十億倍もの超巨大ブラックホールが直接観測されたと話題になったM87までは5500万光年なので66Kmぐらいとなり、もう肉眼では限界で双眼鏡が必要でしょう。

「ウェッブ」宇宙望遠鏡が観測する、135億年以上前の初期宇宙に存在していた天体までは驚くかな、1万8千Kmもの距離になり、これをみれる能力とは驚異的な地上望遠鏡ということになります。

なんと新宇宙望遠鏡、全宇宙の広さの90%までを見渡そうとしている感覚なのですね、ブラボー‼

広大な宇宙について知ることは、自分自身について知ること

 いかがでしたでしょうか

「ジェームズ・ウェッブ」宇宙望遠鏡が新たに、捉えるであろう宇宙の広大さについて…
私たち人間の感覚に近い感じで、つかんでいただけたでしょうか?

広大な宇宙について知ることは、自分自身について知ることだと、サヘランは常日頃思っています。

何故ならば宇宙がどれだけ広大であろうと、私たちが住んでいる私たちの生きている宇宙だからです!

一つの身近に迫った、危機を克服しようとしている地球の今だからこそ、このような視点が
大事に思えてきてなりませんね!

それではみなさん、最後までご覧いただきありがとうございます

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