「ホルミシス」サクセスフル・エイジングのもう1つの”魔法のキー”

鍵と時計 マイクラ街
この記事は約5分で読めます。

 みなさん、ご機嫌いかがお過ごしでしょうか

こんにちは! サヘランです

幸福な歳の重ね方については、以前記事にしましたが

健康で長生き「サクセスフル・エイジング」にはもう1つの”魔法のキー”がありました!

それは「ホルミシス」という不足を補おうとする修復能力を目覚めさせ、より長く生きるための潜在的な能力、普段は抑圧されている能力を開放する生体の現象です。

よく言われるように「少量の毒は薬になる!」現象ですね ^ ^;

ジョシュ・ミッテルドルフ、ドリオン・セーガン共著『若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間』(集英社インターナショナル)の内容から、この”魔法のキー”「ホルミシス」ついて見ていきましょう

それではみなさん、しばしのお付き合いのほど

スポンサーリンク

「ホルミシス」老化抑制プログラムの”魔法のキー”はこんなに身近にあった!

 みなさんいかがでしょう、何事にも贅沢で満ち足りた”竜宮城”のような環境は「アンチエイジング」に有利に思えますが、知らず知らずに”玉手箱”を開けてしまいました…てなことになりかねません!

ジョシュ・ミッテルドルフ、ドリオン・セーガン共著『若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間』によると

動物は困難に直面すると寿命が延びます。飢え、重労働、極度の暑さや寒さ、微量の毒、さらには放射線にも寿命を延ばす効果があると分かりました。

「ホルミシス」はストレスへの適応における過剰補償を意味する専門用語です。ストレスがあった方が体の働きが向上するのなら、「ストレスがないと健康は阻害される」ということになるのです。

「ホルミシスは死亡率を平均化し、飢饉や苦境時の衝撃を和らげるのを助ける」ということ。捕食者や飢饉や自然災害によって死亡率が上がったとき、老化は一歩後ろにしりぞき、被害を小さくするように働きます。

コミュニティ・シルエット
コミュニティの存続・イメージ

ごく初期の原生生物の時代から、生物はホルミシスをコントロールする遺伝子を持っています。血中の血糖値が高いというシグナルを伝達する働きをするインスリンは、飽満への反応によって分泌される因子で、老化を促進し、食物が豊富なときには寿命を縮めることで種としての世代交代を促進します。

もう一つの例はROS代謝(ROS:活性酸素種の略語、フリーラジカル)です。飢えた虎から逃げるために走るとき、余分な産生エネルギーがROSを発生させ、つぎにROSが体に対して「ストレス抵抗モードに入れ」と告げるのです。このシグナルは「私たちの妹たちや多くのいとこが同様のストレスで死ぬかもしれないから、コミュニティの存続のために、わたしはいま老化で死なない方がいいという意味のものです。

このように「ホルミシス」は長い進化の途上で”種の存続”のために継承され続けた、老化抑制プログラムの”魔法のキー”とも呼べるものだったのです!

「ホルミシス」でサクセスフル・エイジング、体に良い「毒」第1は断食、第2は運動

 確かに、”竜宮城”の豪華なご馳走や、安楽な遊行は体には悪そうです。

では、体い良いとされる「ストレス=毒」にはどんなものがあるのでしょう。

ジョシュ・ミッテルドルフ、ドリオン・セーガン共著『若返るクラゲ 老いないネズミ 老化する人間』(集英社インターナショナル)によると

「ホルミシス」を起こす、第1は断食

ショウジョウバエはたっぷり餌を与えると30日しか生きないが、カロリー制限をすると50日生きます
実験用のマウスは通常2年しか生きないが、極端なカロリー制限をすると、3年生きることができます。
イヌの寿命は普通10年だが、カロリー制限でこれを2年延ばすことができます。

これらはすべてホルミシスと呼ばれる現象で、寿命は適度のストレスによって延びるのです。

お腹と花一輪
カロリー制限・イメージ

「ホルミシス」を起こす、第2は運動

運動量は多ければ多いほどいい、運動が健康にもたらす効果は広く深く、運動は気分を高めるための最高の手段であり、何年続けても効果の低下しない唯一の鬱対策でもあります。

運動はエンドルフィンの分泌を促し”幸福感=ナチュラル・ハイ”をもたらします。また、短期的には病気への抵抗力を改善し、長期的には寿命を延ばすのです。

「耐えられる限りいちばん激しい運動をし、持久力が高まってきたら水準を上げる」というがオススメです。

狩猟採集民の一度に走る距離は調査上5~16Kmと長くはないが、もう息ができないと感じるまで全力疾走していたに違いないでしょう。しっかり全力疾走すれば、息の上がった状態が2分間は続くはずです。

さまざまなタイプの運動は体に短期的なダメージを負わせるだけでなく、エネルギー産生を劇的に促進し、フリーラジカルによるダメージを助長するので一見体に「毒」です

運動が広く体に良いことを説明する唯一の論理は「ホルミシス」現象、ストレスへの適応における過剰補償なのです。

生物は「ホルミシス」をコントロールする遺伝子を持っている

 いかがでしたでしょうか、

生体の「ホルミシス」現象が暗示しているのは、不足を補おうとする修復能力があることだけでなく、より長く生きるための潜在的な能力が普段は抑圧されているとのこと

そして、老化のもつの進化的意味のうえでも、「ホルミシス」は重要な手掛かりになるようでした。

よりポジティブな意味でも、老化が遺伝子にプログラムされているとは、驚きの事実です!!

サヘランですが、ファスティング歴10年、週6回の30分のスロージョギング歴3年です。

みなさんの、積極的な歳老い方「サクセスフル・エイジング」の一助になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございます

コメント

タイトルとURLをコピーしました