ポスト資本主義社会構築へ向け実用化すべき「レプリケーター」の価値

イオン推進宇宙船 モンスト町
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 みなさん、ご機嫌いかがお過ごしでしょうか
こんにちは! サヘランです

 時の流れは早いもので…

90歳になったSFテレビドラマ、スタートレックの「カーク船長」が宇宙へ行き、宇宙旅行の最高齢記録を更新したのはすでに1年半ほど前になっています。

アマゾンの創業者ジェフ・ベソス氏の宇宙旅行会社「ブルー・オリジン」での2度目の宇宙旅行にて、スタートレックファンだった氏の好意によって実現しました。

昨今のスマートフォンもその1つですが、SF作品に登場する技術が世の中に広く浸透し社会の姿を変えていくことはよくあることです

そこで、SFスタートレックに登場していた「レプリケーター」なる技術が世の中に広がって、貨幣も利益追求の経済競争もない「ポスト資本主義社会」が実現する様子をシュミレーションしてみましょう!

それではみなさん、しばしのお付き合いのほど

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スタートレックの設定は架空の未来であるが、貨幣経済でない「ポスト資本主義の社会」が確立する!

スタートレックの設定におけるポスト資本主義の社会は、貨幣経済を超えた新たな経済システムが確立されていると描かれています。具体的には、地球を含む連邦惑星連合の社会では、物質的な欲望や利益追求に基づく貨幣経済がなくなり、人々の基本的な生活ニーズが豊かに満たされる社会が実現しています

代わりに、スタートレックの世界では「レプリケーター」と呼ばれる技術が普及しており、エネルギーを利用して物質を自由に再構成することができます。これによって、食料や物資の供給が自由に行われ、人々は必要なものを自由に入手することができます。

また、労働においても貨幣報酬や物質的な利益よりも、自己成長や共同体への貢献を重視する文化が根付いています。人々は自分の才能や情熱に従って仕事を選び、社会のために貢献することによって成就感や満足感を得ることができます。

このようなポスト資本主義の社会では、物質的な豊かさや所得の不平等が目指されるのではなく、人々の幸福や自己実現、社会的なつながりが重視されます。経済の基盤が変化し、新たな価値観や目標が人々の生活に統合されていると描かれています。

SFのスタートレックは23世紀ごろの架空の未来であって、実際の社会や経済の進化とは異なる可能性があります。それでも、スタートレックのポスト資本主義の社会は、貨幣経済を超えた社会的なアイデアや理念を考える上でたいへん興味深い視点を提供しています。

スタートレックの「レプリケーター」という技術は、ポスト資本主義社会の中核になっているようだが、量子的な転送技術なのか?

スタートレックの世界で登場する「レプリケーター」は、物質を再構築して物品や食物を作り出す高度な技術です。レプリケーターは、原子や分子の構造を解析し、必要な要素を取り出して再構築することによって物品を生成します。

レプリケーターの具体的な技術は、シリーズ中で詳細に説明されていないため、その原理や物理的な基礎は明確には描かれていません。ただし、量子的な転送技術とは関連性がありそうです。

一般的に、量子転送「クォンタム・テレポーテーション」は、量子力学の原理に基づいて情報や状態を転送する技術を指します。これによって、物理的な対象を直接転送するのではなく、情報を使って対象を再構築したり、複製したりすることが可能となります。

スタートレックの「レプリケーター」は、物質の再構築と複製を行うため、量子的な転送技術が関与している可能性があります。ただし、具体的な技術の詳細や物理的な実現方法についてはフィクションの範疇であり、現実世界の科学技術とは異なる部分があります。

「レプリケーター」に似たような技術はすでに多方面で使われている!

 「レプリケーター」に似たような技術で、すでに社会で使われているものは何でしょう。
いくつかの例を挙げてみましょう!

① 3Dプリンティング
3Dプリンティングは、デジタルモデルをもとに物体を造形する技術です。3Dプリンターは、素材(プラスチック、金属、セラミックなど)を層状に積み重ねて物体を作り出します。これによって、デジタルデータから物体を直接製造することができます。

② 分子合成
分子合成は、化学的な反応を利用して特定の化合物を合成する技術です。有機合成化学や薬学の分野では、さまざまな化合物や薬剤を合成するために使用されます。化学反応を組み合わせることで、特定の分子構造を持つ化合物を合成することが可能です。製薬の研究などでは「高スループットスクリーニング」という有力な手法があります。

③ 遺伝子工学
遺伝子工学は、生物の遺伝子や遺伝情報を操作して新たな特性や機能を持つ生物を作り出す技術です。遺伝子組み換え技術やゲノム編集技術を利用して、特定の遺伝子を導入したり修正したりすることで、生物の性質や生産能力を変えることができます。

これらの技術は、ある種の「再構築」や「複製」を実現することができます。ただし、スタートレックの「レプリケーター」のように物質を瞬時に再構築するような能力を持つ技術はまだ存在していません。

スタートレックのような「ポスト資本主義の社会」の人々の興味関心はどんなもの?

 スタートレックの「ポスト資本主義社会」が近未来に実現された場合、人々の興味関心は現代とは異なる方向に変化する可能性があります。いくつかの変化の可能性を予測してみましょう。

① 人間の自己実現や創造的な活動への関心
ポスト資本主義社会では、基本的な生活必需品が確保されることで、人々はより高いレベルの自己実現や創造的な活動に関心を向けることができるかもしれません。芸術、科学、哲学、探求心を満たすための個人的な成長など、より深い興味関心が芽生える可能性があります。

② 社会的な関与と協力
資本主義社会では競争や利益追求が中心ですが、ポスト資本主義社会では共同体や社会的な関与の重要性が増すかもしれません。人々は社会的なつながりや共同プロジェクトに参加し、持続可能な社会の発展や共通の利益の追求に関心を寄せるかもしれません。

③ 科学的・技術的な進歩への興味
ポスト資本主義社会では、科学や技術の進歩が利益追求や競争ではなく、人類全体の福祉や社会の進展のために重視される可能性があります。人々は新たな発見や革新に対する興味関心を持ち、科学や技術の進歩を積極的に追求するかもしれません。

④ 環境への関心と持続可能性
ポスト資本主義社会では、環境への配慮と持続可能な社会の構築が重要な価値観となるかもしれません。人々は地球の環境保護や資源の効率的な利用に関心を持ち、持続可能性を重視した生活や経済システムの実現に向けて取り組む可能性があります。

まとめると、ポスト資本主義社会においては、物質的な不安や生存の問題が軽減され、より高いレベルの自己実現や社会的な関与、科学的な進歩、環境への配慮など、人々の関心がより持続可能な社会の価値に向かう可能性があります。

「レプリケーター」の技術は、近未来のポスト資本主義社会の象徴たりうるか

 いかがでしたでしょうか、

現代の資本主義社会のいろいろな矛盾を解消するであろう、近未来のポスト資本主義社会の在り方
その象徴となるような未来の技術「レプリケーター」について


SFドラマ・スタートレックの「レプリケーター」登場シーンのように…
瞬時にお好みのカクテルを作ったり、牛肉ステーキのプレートを作ったりできるようになるには
まだまだ、技術が追いついていませんが。

未来社会の豊富なリソースを活用し、エネルギー⇒物質化のような「レプリケーター」が普及すれば、物質的な不安や生存の問題が軽減され、より高いレベルの自己実現や社会的な関与、科学的な進歩、環境への配慮など、人々の関心がより持続可能な社会!! すなわち、ポスト資本主義の社会へ移行していることでしょうね!?

今日始まった、AIの劇的進化、応用されるであろう量子コンピューターの技術が「レプリケーター」の進化をさらに加速していくことは目に見えてきています! 

あなたの好物は何ですか、サヘラン的には「パエリア」が久々に食べたいのですが…

リプリケーター牛肉ステーキ
牛肉ステーキのプレートが現れる瞬間!のスクショ;出典

瞬時に「レプリケーター」で目の前に取り出せる日もそう遠くないのかもしれません!(^^)!

それではみなさん、最後までご覧いただきありがとうございます。

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