みなさん、ご機嫌いかがお過ごしでしょう
こんにちは! サヘランです
目は口程に物を言うとは言いますが、身体各部も言葉にこそ発しませんが、結構な”饒舌”だったりします。
一生懸命に働いて、体を酷使すれば、身体各部が”悲鳴をあげる”のが聴こえてきます (笑)
以前「フォーカシング」という心理学の技法を用いることで”心身一如”の自覚的な一生を歩む方法について記事にしています。
心と身体のバランス感覚に気づき”心身一如”でいられることは、たいへん爽快な生き方です!
そしてその上で、2~3の”スピリチュアル”な領域を人生において渡れるならば、どうでしょう…
従来の心理学とTP(トランスパーソナル)心理学の最大の違いは、心理学の枠内に明確に「スピリチュアリティ(魂)」と呼べる次元を中心に据え、その願いを叶えようとします。
そして現代において、WHOは健康に”スピリチュアル”を含める方向性で検討を進めていて
スピリチュアリティの領域を測定する8つの側面を新たに設定しています。
あなたの人生で”魂が喜ぶ海を日々泳ぐ”ことが出来たなら、さらなる人生の価値を見出していけるのではでしょうか?
それではみなさん、しばしのお付き合いのほど
「何のために私はこの世に生まれて来たのか」このシンプルな問いかけに答えられますか?
もう一度繰り返します、耳を傾けてください…
「何のためにあなたはこの世に生まれて来たのか」
即答で答えられるという、あなたはすでに「スピリチュアリティ」な何かを、自身に持っておられる方と見受けられます。
「えっ!何のために生まれて来たのかな?」ってなった方は
答えを探し求めている途中なのかもしれませんね!?
「いいや、忙しすぎてそんなこと考えたことない!」っておっしゃるあなたは
意外と幸せな人生なのかもしれません…
それでもやはり「私は何のために生まれて来たのかよく知っています (微笑)」って方がいたら、
余裕があって素敵な人生ですよねぇ!!
そんな素敵な人生を送る、鍵をにぎるのが「スピリチュアリティ」と言えるかもしれません。
WHOの”スピリチュアリティ”の領域を測定する8つの側面から迫る
21世紀の健康の定義として、WHOが新たに加えようとして検討している”スピリチュアル”の領域
この領域を測定する8つの側面とはどのようなものでしょう?
それは、尺度SRPB(Spiritual, Religion, and Personal Beliefs スピリチュアル、信仰、個人的信念)として挙げられています
- 絶対的存在との連帯感(Connectedness to a spiritual being or force)
- 人生の意味(Meaning of life)
- 畏怖の念(Awe)
- 統合性と一体感(Wholeness & integration)
- 内的な強さ(Spiritual strength)
- 心の平穏/安寧/和(Inner peace/ serenity/harmony)
- 希望と楽観主義(Hope & optimism)
- 信仰(Faith)
みなさんは、この8つのそれぞれについて、どれほどの感覚をお持ちでしょうか?
”スピリチュアリティ”とはある意味”多面体”でこのような8つの側面をもつようです。
サイコロの形が6面体ですが、あなた自身の持っている素朴な”8面体”はどんな”スピリチュアリティ”なのでしょうか?
従来の心理学とTP(Transpersonal psychologyトランスパーソナル心理学)の最大の違いは、心理学の枠内に明確に「スピリチュアリティ(魂)」と呼べる次元を中心に据えたことです。
TP心理学の創設者のマズローの欲求段階説の関連記事は、ブログカードからご覧ください。
TP心理学の「個を超えて」いくこと「トランス」には垂直次元を超越するという意味と、水平次元での横切るという二つの意味があるようです。
では、具体的にどの様に「個を超えて」行けばよいのでしょう。
「個を超えて」行く。水平にも垂直にもつながる壮大なビジョンを味わおう
TP心理学の「個を超えて」は、とかく、自己の深層無意識を突き抜けて真実の自己につながるという垂直次元に超えていくイメージがあるが、これは誤解である。大自然とのつながりなど水平次元のつながりも関わる
TP心理学の発展に深く関わった、ケン・ウィルバー(Kenneth Wilber, 1949年~)は自己進化の途上で生み出された心・魂・スピリッツを含む真の意味での全宇宙を大文字のKで始まる「コスモス(Kosmos)」と呼ぶ。そして、この世に生れてきた意味、生死の意味は、この真の全宇宙であるコスモスの働きの一部であることを自覚し、コスモスの中で自分がどういう役割を果たすべきなのか、その「天命」を知り尽くしていく中で実現されると考える
このウィルバーの思想は奇抜なものではなく、フランシスコ・ヴァレラ(Francisco Varela Garcia, 1946~2001年)博士のオートポイエーシス理論やヴァレラ博士の理論を社会学に当てはめ、個人の心と社会は「共進化」するというビーレフェルト大学のニコラス・ルーマン(Niklas Luhmann,1927~1998年)教授の主張や複雑系の科学等、現代科学の新たな方向性とも一致する
ウィルバーは、普通の人は、ペルソナ(仮面₎、エゴ(自我₎、ケンタウロス(心身一如₎のレベルで存在しているとしている。このため、個としての自己が永遠に生き続けることを心から願う。けれども、残念ながらその身体は不死ではなく、死ぬ運命にある
個を超えたところに「いのちの働き」がまずあって、そのいのちが「私という形をとっている」と考えれば、「私という形」は肉体の死とともに消え去るにしても、私を私たらしめているものは、まさに不生不滅であり、いつまでもあることになる
トランスパーソナルな「体験」には不死という直感が伴う。つまり、観念的にではなく「体験」としてそれに目覚めれば、この世に生まれてきた意味、私たちの死生観をひっくり返すことになる
ー※引用元『トランスパーソナル心理学入門』諸富祥彦著、講談社現代新書ー
いかがでしたでしょうか、先の「何のためにあなたはこの世に生まれて来たのか」の問いかけに対して
おのずと、その捉え方も変わったのは、見方が180度変わった証拠です。
「スピリチュアリティ(魂)」と呼べる次元と共に生きる、「共進化」する人生の価値
TP心理学の発展に努めたケン・ウィルバー(Kenneth Wilber, 1949年~)は身体と心とが完全に統合され調和している「心身一如」の状態を表すものとして「ケンタウロス」の状態と呼んでいます。
ケンタウロスとは半身半馬の伝説的な動物で、騎手は自ら馬を監督するではなく馬と一体化しているのでそもそもバラバラに動くことはなく、心身そのものから喜びが湧き出ていることに気づきます。
このような心身のバランス感覚の整った状態から、さらに”翼をもつペガサス”として飛翔して
壮大な「コスモス(Kosmos)」の全宇宙を住みかとすることが出来たとしたらいかがでしょうか…
とはいえ、世界の一切が空であるという真理を頭でわかるだけでなく、身を持って体感(Kosmosへの飛翔)したとしても、住んでる日常世界に戻らなければなりません。
だけれども、これはトランスパーソナルからパーソナルへの退行を意味してはいないし、上昇だけでなく、この下降のプロセスも重視される段階とされています。
禅の悟りへの道を示した「十牛図」がある。ここでも、第八図の「人牛倶忘」で人も牛も消え去った完全なる「空」があり、絶対無を体験した後、第九図では、川の流れとその岸辺に花咲く木が描かれ、平凡な街への往還のプロセスが示されている(引用元※)
それはちょっと趣を異にする、「個を超えて」来てからの、平凡な街での生活なのです^^!
それではみなさん、最後までご覧いただきありがとうございます
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