最近の「レストモッド」にみる、レトロモダンのもつ現在進行形の価値

S30レストモッド テトリス区
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こんにちは!サヘランです。 みなさん、いかがお過ごしでしょうか

 生活といえば、衣食住そして移動の手段などですが、色々な「デザイン」に囲まれて
私たちは暮らして
います。

手になじむモノ、懐かしくて、使っていて自然な感覚をもたらすモノとして、”レトロモダン”の
デザイン
があります。

そして最近は、さらに最新の性能をプラスした「レストモッド」なるものが
注目される
ようになってきました。

「レストモッド」は”レストア”と”モデファイ”を組み合わせた造語です!

最近の「レストモッド」にみる、レトロモダンの魅力と価値について見ていきましょう。

それではみなさん、しばしのお付き合いのほど

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「レストモッド」にも当てはまる?レトロモダンのもつメリット・デメリット

 例えば、住宅のレトロモダンのデザインといえば、建材や内装・家具・柱や建具といった
ところにレトロモダンを取り入れる
ことがあります。

暖かく、自然でどこか懐かしい雰囲気、凝縮された使いやすさなどデザインで表現されています。

では、このレトロモダンのメリットを上げると
1, どことなく懐かしく、時代感が漂うもなぜか落ち着く
2, 自分好みの古き良きものをとり入れることで、個性を表現できる
3, 古い部分を再利用し、リノベーションのコストを抑えられる

反面、レトロモダンのデメリットはというと
1, 元々の構造や基礎部分が弱っていると、強度や耐久性に不安がある
2, レトロモダンのデザインから、別のジャンルのイメージに変えにくい
 あえて別のイメージに変えようとすると、多額の費用が必要になる

以上のようなメリット・デメリットは拡張して、趣味の移動手段である最近のクルマやバイクの
「レストモッド」には当てはまる
のでしょうか?

世界的チューナー”シンガー”の「レストモッド」プロダクツ‼

「レストモッド」のキング!といえば識者なら誰もが認める、世界的チューナー”シンガー”があります

2009年米国カルフォルニアを本拠とし設立以来、”シンガービークルデザイン”はポルシェのコンバージョンで世界中のクルマ好きを喜ばせ、「レストモッド」のトレンドにも大きな影響を与えています。

その”シンガー社”の最新のプレゼンツは、”伝説の930ターボ”ルックのポルシェ911レストモッドスタディモデルです。

画像を見てもらえるだけで、一目瞭然で「レストモッド」のエッセンスの”宝石”の様だとわかります!

911レストモッド前
ポルシェ911レストモッドスタディ前側(引用元;GENROQウエブ)
911レストモッド後
ポルシェ911レストモッドスタディ後側(引用元;GENROQウエブ)

前後のバンパーあたりに、妙に懐かしさを覚えるのは筆者だけじゃないと思いますし、若い人には
レトロモダンあるあるですが、新鮮なデザインに見える
かもしれません。

この「ウルフブルー」という色の最初の顧客用の車両もそうですが、70台以上が予約済との人気ぶりです。

6速マニュアル450馬力でも、強度の弱点については、ベースシャシが964タイプ、ボディはカーボンで成形となり申し分なしでしょう。

個性が強いだけに別のデザインに変えようがありません(笑) イメージを変えようとしたら”ステッカーチューン”ぐらいでしょうか?

マスプロダクションの「レストモッド」応用事例にあたる”RSカフェ”

市販のマスプロダクション・モデルの展開にも、最近の“レトロモダン流行り”が見られるようです。

その一台のバイクに、カワサキZ900”RSカフェ”があり、発売以来品薄になるほどの人気のようです!

こちらは、量産メイカーの世界的流行「レストモッド」を吸い上げた”確信犯的”な商品です(笑)

やはり、画像を見ていただければ一目瞭然の「レストモッド」企画かと思われます。

RSカフェ
Z900RSカフェ(引用元:ヤングマシンウエブ)

カフェレーサーをモチーフにした“ティアードロップ”型のタンク、“シングルシート”型と“ビキニカウル”の意匠が、妙に懐かしさと癒しを感じさせます(ある世代限定か?)

”おやじホイホイ!”と揶揄されてるようですが、それほど吸引力があります(笑) 若い世代にはこちらもまた新鮮なデザインに映ることでしょう。

メーカーの”確信犯”だけに車体強度やスリップ制御などは、もちろん最新スペックですね!

みなさんも、醸し出すあまりの魅力につい、契約書に印鑑を押しそうになりませんでしたか… えっ!すでに押したって?

「レストモッド」からみえる、レトロモダンのもつ新しい価値

 いかがでしたでしょうか、

「レストモッド」が現代において、新しい価値を生み出している様子がみえてきましたね!

これらは、元々は”レトロモダン”というデザインのジャンルをさらに先鋭化したもの
と捉える
ことができます。

もともとの分野の、建材や内装・家具・柱や建具にもこの考え方は通用するでしょうし
建築の設計そのもののデザインにも適用できることでしょう。

メリットは最大化し、弱点を克服することで魅力が数段に倍加してきますし
あなたも「レストモッド」の魔法にかけられてしまうのでは?

最後に、記事のアイキャッチ画像なのですが、新型が発売されたばかりの”フェアレディZ”
その旧車の「レストモッド」を手掛けるブルガリアのカスタムファクトリー”ヴィルナー社”
のS30のレストモッドカーであることを紹介し、筆を置きたいとおもいます。

みなさん、最後までご覧いただきありがとうございます

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