「軽自動車選び」「3大メーカー」「原点回帰」にみる軽自動車の真価

オリジナルカー テトリス区
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こんにちは! サヘランです みなさん、いかがお過ごしでしょうか

今回は、自動車販売台数のトップを突っ走る「軽自動車」のもつ価値について、

「3大メーカー」の「原点回帰」をして本来の価値をさぐって記事にしてみました

みなさんの、近くにある現代の「軽自動車」にもそれぞれ誕生のルーツがあります。

原点回帰」してどのような、成り立ちで生まれて来たのかを振り返り、現在のヒットとリンクさせてみましょう

それではみなさん、しばしのお付き合いのほど

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小型軽量化と低コスト化の技術から生まれた、高いコストパフォーマンスの価値

 現代のトップシェアを誇る、軽自動車の性能は小型登録車を凌駕するほどの、乗り心地と扱い易さ、静寂性を誇っています

簡単に言うと、究極まで進んだ小型軽量化と低コスト化の技術を、大型高級化とコストに見合った高性能化に反転させてクルマを開発しているのです。

現代の軽自動車は決してお安くはないですが、価格以上の高いコストパフォーマンス性能をもっています!

これは、黎明期から続く激しい軽自動車開発競争の中で、小型軽量化と低コスト化の技術が養われてきたからに違いありません。

そんな、軽自動車の「3大メーカー」「原点回帰」をして価値の源泉をさぐってみましょう。

「ホンダN」は「ホンダT」が先に開発されて生まれたクルマ

 2輪メーカーだったホンダから、初めての4輪が1963 年(昭和38年) ホンダ T360として発売されます。

T360
「T360」出典:Wikipedia

凝ったエンジンのDOHC4気筒・4キャブレター・30馬力エンジンをアンダーフロア・ミッドシップに搭載し、スポーツトラックと言われたホンダ初の量産市販4輪車でした。

そして1967年11月(昭和42年)、遥かにシンプルなエンジンを搭載し、実用性を重視したホンダTN360にバトンを渡しました。

結局市販されなかった、2座スポーツカー用4気筒エンジンは商用トラックには高級過ぎたのでした。

そして同じ年1967年3月に販売開始されたのが、「Nっころ」の愛称で呼ばれたホンダN360です。
450ccのオートバイのエンジンを元に作られた、空冷4サイクルSOHC2気筒354ccのエンジンで475Kgのボディを公称最高速度115 km/hと当時の軽乗用車では最高水準の性能で引っ張りました。

N360
「N360」出典:Wikipedia

ホンダの軽自動車の特徴は最初期型から高コストの4サイクルエンジンなことですが、このクルマが現代売れ筋のホンダ「N-ONE」や「N-BOX」そして「N-WGN」の原点のクルマなのですね!

「スペーシア」軽ハイトワゴンの原点のクルマは「スズライト キャリイFB」

  鈴木式織機製作所が元のスズキは、日本の量産軽自動車としては初となる「スズライト」を、1955年10月(昭和30年)に発売します。

スズライトss
「スズライトSS」出典:スズキ デジタルミュージアム

当時、四輪車に2サイクルエンジンを搭載して成功させたのも、FF(前エンジン・前輪駆動)方式を日本で初めて採用したのもスズライトでした。

スズライトのエンジン型式は、空冷2サイクル2気筒359ccのエンジンで520Kgのボディを駆動し発売前のテストで箱根の峠を無事に越えました! 関連記事は以下のブログカードからご覧ください。

この軽自動車としては他社に先行したこのクルマが、ヒット中のスズキ軽ハイトワゴンの原点となるクルマなのです!

スズライト キャリイFB
「スズライト キャリイFB」出典:スズキ デジタルミュージアム

人気の「スペーシア」や「ハスラー」そして「ワゴンR」の原点は、ショートボンネットでFF車の「スズライト キャリイFB」だと思われますがいかがでしょう

「タント」は「ダイハツ・ミゼット」そして「フェロー」が原点だったクルマ

 スズキ、マツダ、スバル、どのメーカーも4輪業界への参入は軽自動車からでしたが、現在軽業界の巨頭のダイハツの出発点となるのは、実は逆に登録車の小型車コンパーノ800からでした。

また、3輪の軽自動車「ダイハツ・ミゼット」1957年(昭和32年)から1972年(昭和47年)まで販売しており、4輪の軽自動車への参入は予想外に遅く「フェロー」が登場したのは1966年(昭和41年)でした。

ミゼット
「ミゼット」出典:Wikipedia

「ダイハツ・ミゼット」空冷 2サイクル305cc 単気筒エンジンで415kgの車体重量の3輪車でした。

ダイハツ初の軽4輪車「フェロー」水冷2サイクル2気筒0.36LのエンジンFR方式の後輪駆動でした。

フェロー
「フェロー」出典:Wikipedia

プリズムカットと呼ばれる箱形のボディー形状で、大人4人が無理なく乗れる軽自動車を目指すと共に後発の軽自動車の強みを生かし、日本車で初採用された角形ヘッドライトを始め上質感を演出するのに成功していました。

この車が、独創的で目を引く現代の「タント」や「ムーブ」そして「タフト」などの原点となるクルマなのです!

「原点回帰」してみると見えてくる価値「3大メーカー」の「軽自動車選び」

 いかがでしたでしょうか

家族みんなが一人に一台となったときに、スペース効率や維持費の面で大変に有利な軽自動車。

そして、激しい開発競争で今や、小型登録車を凌駕するほどの、乗り心地と扱い易さ、静寂性を誇るに至った軽自動車のもつ価値について。

「3大メーカー」について「原点回帰」してみましたが、見えてくるものはあったでしょうか!

そこには、メーカーの独自の貫かれている姿勢や、価値観の一端が表れていると思います。

みなさんの、メーカーを超えた「軽自動車選び」のちょっとした参考になるならば幸いです

サヘラン的には、某元航空機メイカーの軽トラをそばに置いています(笑)

それではみなさん、最後までご覧いただきありがとうございます

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