こんにちは!サヘランです。 みなさん、いかがお過ごしでしょうか
季節がら、アウトドアが心地よい雰囲気となってきました。
4輪の乗用車と違って2輪のオートバイは「アウトドア」そのもので機能します。
実は最小限な、2つのタイヤの乗り物だからこそ得られる「感覚」ってご存知でしょうか?
この独特の「感覚」からやってくる、オートバイライディングの精神性というか
”スピリチュアリティ”な価値の側面について、ご紹介したいと思います。
すでに、ご自身がライダーである方には「あぁ、そういえばそうだよね!」という
確認となると思いますが、次にライディングされるときは「認識が変わる」かもしれません。
それではみなさん、しばしのお付き合いのほど
オートバイライディングは、たとえば自分の”意にならない馬”を飼いならすこと!
エンジンといった”数十馬力”の動力を抱え持つオートバイ‼
4輪のように、自分の意のままに扱える、と思ったら大間違いです(笑)
結論からいうと、「オートバイは人間の意に反した動きをしようとする!」乗り物なのです。
①ハンドルを一瞬「逆に切って」、車体を倒しこむきっかけをつくってあげて曲がる
②スタート時、クラッチは「握って」つながるのではなく「離して」徐々につなげていく
③ハンドルのアクセルは安全のため回しても「即応しない」ようになっている
のでタイムラグを考慮して操作する
普通に考えたら、逆の入力操作で車体を操っていることが断然多いのです! ダメ押しの様に
④カーブを曲がってて寝ている2輪車の車体を、起こして直進に戻るときも
寝ている方にさらに一瞬ハンドルを「切り増し」して、アクセルオンで立ち上がる
よ~く考えるとオートバイは、感覚とは”逆の操作だらけ”の乗り物なのです!(^^)!
乗りなれてくると、意識せずに上記のような操作が”ベストタイミングで出来る”ようになりますが…
実際はたとえばまるで、自分の”意にならない馬”を飼いならしている!ようなものです。
ベテランライダーは「十牛禅図」のように意のままに扱えるように
ベテランライダーともなると、”オートバイを意のままに扱えるようになる”のですが、それは
十牛図(じゅうぎゅうず)とは、悟りにいたる10の段階を10枚の図と詩で表したもの
- 尋牛(じんぎゅう)
- 見跡(けんぜき/けんせき)
- 見牛(けんぎゅう)
- 得牛(とくぎゅう)
- 牧牛(ぼくぎゅう)
- 騎牛帰家(きぎゅうきか)
- 忘牛存人(ぼうぎゅうぞんじん/ぼうぎゅうそんにん)
- 人牛倶忘(じんぎゅうぐぼう/にんぎゅうぐぼう)
- 返本還源(へんぽんかんげん/へんぽんげんげん)
- 入鄽垂手(にってんすいしゅ)
意に反して動く牛(得牛)を、意のままに扱えるようになる様子(騎牛帰家)に、大変よく似ています。
そしていつしか、オートバイのことを忘れ(返本還源)普段の生活を送っているのです!
最初の”悟り”に至ることで、落ちつつあるとされる「3つの煩悩」
最初の”悟り”預流果(よるか)では、細かく分ければ千五百もあると言われる”煩悩”の中、たった3つだけが消えて弱まるとあります(:引用元)。
①有身見(うしんけん) 何か「私」というものがいると錯覚している煩悩
②疑(ぎ) 何が真実か分からないままぐずぐずウジウジしていること
③戒禁取(かいごんじゅ) しきたりや苦行などにこだわること
預流果(よるか)の関連記事は、ブログカードからご覧ください。
では、”オートバイライディング”との対応を見てみましょう
①私が操作(正の操作)しようとしない(むしろ逆操作) ← 有身見が消える
②上手くライディング出来ると信じる、操作に迷いがない ← 疑が消える
③他者のアドバイスやジンクスにまどわされない ← 戒禁取が消える
ベテランライダーになると、これらの迷いが弱まるだけでなく、完全に消えてきます!!
”真の”ベテランライダーは”悟り”をひらいた人かもしれない?
いかがでしたでしょうか
何か「私」というものがいると錯覚しているから、色々な障壁や困難にぶつからないといけない…
上手くできず「迷い道」だらけ、だれも信じられないので、つい疑いの目でみてしまう…
それなのに、こだわりが強く「思い込んだらゆずれない」し、スグにだまされやすい私…
サヘラン的にも、思い当たるふしが多々あります( ゚Д゚)
が…サヘランもまがいなりにベテランライダー(^^;
「無我」になって切り抜ける体験は、積んできてはいるのですが、たまにポカをやらかします(笑)
それに比べ、落ち着いた風格のある”ベテランライダー”は”人格者”にみえて仕方ありません!!
今回の記事が、あなたの人生で”スピリチュアリティ”領域に新風を吹き込むことが出来、
さらなる人生の価値を見出して頂けたならば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます
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