こんにちは! サヘランです ご機嫌いかがお過ごしでしょうか
普段集中してると、知らず知らず部屋の湿度が下がってます、水分補給に気をつけてくださいね!
今日取り上げるのは、ポジティブ心理学が導き出した成功の法則からです。
簡単に言うと、人間は「成功」するから「幸福」になる!のではなく、実は逆で…
「幸福」であるから「成功」する!という順番であるということを
膨大な研究データが明かしたことです。
「幸福優位性(ハピネス・アドバンテージ)」というふうにこの事象は名づけられました。
「幸せの青い鳥」探しに夢中になる、よりも大切なこととは?
「もう少しお金があれば幸せになれるのに…」「もう少しイケメンなら、美人なら幸せになれるのに…」「○○で成功したら必ずや幸せになれるのに…」など誰でもが思いがちですよね。
「幸福」は誰かが運んで来てくれる、もしくは運んでくる「幸せの青い鳥」を見つけられたならって思っています。
そして、世界の各国で先達によって唱えられ、勤勉な日本人は陥りやすい「努力が成功を生み、成功が幸福をもたらす」という成功法則なのですが…
10年以上にわたる脳科学とポジティブ心理学の臨床研究の結果、この成功法則の順番が逆であることが証明されました。
その内容は、幸せは成功に先行するのであり、幸せな人(=幸福感を感じやすいポジティブな人)が成功するという、いわゆる成功法則とは逆説的な事実だったのです。
研究の第一人者、ショーン・エイカー博士は、著書『幸福優位7つの法則』で巻頭に
「幸福感や楽観主義は、実際に業績を高め優れた成果をもたらす。幸福感そのものが競争力の源泉となるからであり、私はこの力を『ハピネス・アドバンテージ(幸福優位性)』と呼んでいる」と書き記しています。
紹介されている研究では、経験豊かな医師を別のグループに分け、一つのグループには事前に「幸福度」を高める仕掛けをし、別のグループには何もせずに、医療における重要な判断のシミュレーションをしてもらった。
すると、幸福度を事前に高めた医師グループは、他のグループの何と2倍のスピードで意思決定をし、しかも判断ミスは半分以下(トータル意思決定率4倍)だったという。
しかも、一方のグループの「幸福度を上げる仕掛け」とは、作業前にキャンディーを1コ配っただけなのは驚きです!(血糖値が実験結果に影響しないようにキャンディーは実験前には食べていない)
他にも、4歳の子供を2つのグループに分けて、同じような「知的なブロック組み立て」作業をさせる。
などの研究例が紹介され、「嬉しかったこと」を想起させたグループが優位の結果を得ています。
などなどのいくつかの、研究事例が挙げられていますが、ちょっと驚くようなものばかりです。
ポジティブ心理学のこのような研究から、幸せは、パートナーやお金、社会的優位などの条件で最終的に結果として得られるものではなく「幸福優位性(ハピネス・アドバンテージ)」をもつものと分かったのです。
「幸せである」ことが「アドバンテージ(優位性)」となり、様々な良いことが生起してくる
では、「幸せである」とどんな良いことが起きてくるのでしょうか
①免疫強化
②社交的になる
③忍耐力が上がる
④手際が良くなる
⑤思いやりが増す
⑥健康状態が良くなる
⑦クリエイティブになる
⑧細部に気を遣えるようになる
⑨複数の仕事を同時にこなせる
⑩寿命が延びる
様々な良いこと、免疫強化から寿命が延びるまで、沢山のメリットが生まれて来ることが分かります。
では、「幸せである」とは、どんな状態でしょうか
「ヘドニア」と「ユーダイモニア」の2種類の「幸せである」こと
幸せについては、古代から考えられていて、アリストテレスが2種類について見出してます。
それが、「ヘドニア」と「ユーダイモニア」と呼ばれるものです。
「ヘドニア」は、快楽や心地よいと感じるときに、もっている幸せ感です。
美味しいものを食べたり飲んだりする、運動して気持ちよい汗を流す、心地よい入浴タイムなどの主に5感で得られることの多い幸せ感です。
おぜん立てが、わりと簡単ですぐに得られる「幸せである」ことといえますね。
ただし「快楽順応」によって幸福感に慣れて、それが消失してしまうので気を付けましょう。
関連記事はブログカードをクリックしてご覧ください。
他方の「ユーダイモニア」は自分の強みを活かして、意義あることに打ち込むことで感じられる「幸せであること」です。
日本語からでて世界に広がっている「生きがい」という言葉の感じられる時は「幸せである」と言えますね。
一過性の「ヘドニア」に比べて「ユーダイモニア」で得られる「幸せである」感覚は長く続くとされています。
しかし、「ヘドニア」と「ユーダイモニア」のどちらを選びどれぐらいの割合で感じるかは、個人差があるようです。
ですので、あなたに見合った、感覚と割合を選ぶのがベストだといえますね。
サヘラン的には、幸せ感が長く続く「ユーダイモニア」にもっと目を向けたいです(^^)
「幸福優位性(ハピネス・アドバンテージ)」をもって一歩ずつ成功に近づこう
いかがでしたでしょうか
今回の記事は成功法則について、ちょっとした価値観の転換が起こりませんでしたか。
コツコツと努力に努力を重ね、成果が出るまでは楽しみも辛抱して取り組もう…ではなくて
幸福感や楽観主義は、実際に業績を高め優れた成果をもたらすー
幸福感そのものが競争力の源泉となりうるというのが実際であるー
「幸福優位性(ハピネス・アドバンテージ)」があるということ!
あなたにとっての「ご褒美」を前もって準備しておくことが重要なんですねっ!
そして、自分の得意や強みを活かした「生きがい」の幸せ感を噛みしめること!
サヘラン的に考え自問してみました、オートバイをライディングするのは…
「ヘドニア」か「ユーダイモニア」なのかって?
たとえば、目的地をラーメン屋にすれば(笑)5感への情報で「ヘドニア」満載のそれで…
元来の「自由の象徴」の意識は薄れるので「ユーダイモニア」の側面は減ってきますね(^^;
今回も最後までお付き合い、ありがとうございました。それでは、みなさんごきげんよう
コメント