「サクセスフル・エイジング」サミュエル・ウルマンの『青春』の価値

ヨット老人 マイクラ街
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 みなさん、ご機嫌いかがお過ごしでしょうか

こんにちは! サヘランです

陽も落ちて、黄昏時ともなると、ふと何気に物悲しくなったりしますよね

今回は、「サクセスフル・エイジング」の第2弾っていうか、文学界編です。

どこかで、一度はお聞きになったであろう、名句を今一度味わってみたいと思います。

サミュエル・ウルマンの『青春』とヘルマン・ヘッセの『人は成熟するにつれて若くなる』です!

ポジティブ心理学の「サクセスフル・エイジング」との重なる部分も、十分に感じられるかと思っております

それではみなさん、しばしのお付き合いのほどよろしくお願いします

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「サクセスフル・エイジング」サミュエル・ウルマンの詩『青春』を胸に生きよう

 サミュエル・ウルマンSamuel Ullman)は、20世紀初頭の米国の実業家・詩人で、「青春」”Youth” は、ウルマンが70代で書いた詩で、詩集 From the Summit of Years, Four Score に収められた作品のひとつだとされています。

「 青春とは、心の若さである

人は信念と共に若く、疑惑と共に老いる

希望ある限り若く、恐怖と共に老いる

青春とは人生のある期間ではなく

心の持ち方を云う

薔薇の眼差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく

たくましい意志、やゆやかな想像力、燃える情熱をさす

青春とは臆病さを退ける勇気

安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する

歳を重ねただけでは人は老いない

理想を失うときにはじめて老いる 」

ーー『青春(サミュエル・ウルマン)』よりーー

サヘランがはじめて耳にしたときは、心の底から勇気が湧いてくるように感じました!
年甲斐もない現役ライダーとしての応援歌でもあります(^^;

コンバーチブル老人
心の持ち方・イメージ

また「アンチ・エイジング」と異なる「サクセスフル・エイジング」を真に感じられます(^^)/

エピソードとしてはアラバマ日米協会によって、日米親善貢献者に対して贈る「サミュエル・ウルマン賞」が設けられており、第1回受賞者には森田昭夫(ソニー創業者)がおり、宇野収(元東洋紡績社長)も受賞しているということです。

『人は成熟するにつれて若くなる』ヘルマン・ヘッセの言葉でさらに深める

 ヘルマン・カール・ヘッセ(Hermann Karl Hesse)は、ドイツ生まれのスイスの作家で、主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者でノーベル文学賞も受賞してます。

晩年はスイス南部の山村に暮らしました。自我と社会との調和に苦しんだ彼の文学が円熟して、最も稔り豊かな創作期の始まりはこの時期と言われています。

「 若さをたもつことと善をなすことはやさしい
すべての卑屈なことから遠ざかっていることも
心臓の鼓動がおとろえてもなお ほほえむこと 
それは学ばなくてはならない
それができる人は老いてはいない

彼はなお明るく燃える炎の中に立ち
そのこぶしの力で世界の両極を曲げて折り重ねることができる
若いときに
年をとることなどとても想像できないと思われるような人々が
まさに最もよい老人になる

成人の本領は青年よりもずっと自由に
ずっと簡単に、ずっと上手に、ずっと寛大に、
自分自身の愛する能力と付き合えることである

情熱は美しいものである
若い人には情熱がとてもよく似合うことが多い
年配の人々にはユーモアが、微笑みが、深刻に考えないことが、
世界をひとつの絵に変えることが、
はるかにずっとふさわしい

年をとるということは
たしかに体力が衰えてゆくことであり
正気を失ってゆくことであるけれど
それだけではなく、生涯のそれぞれの段階がそうであるように、
その固有の魅力を、その固有の知恵を、その固有の悲しみをもつ
成熟するにつれて、人はますます若くなる

すべての人にあてはまるとはいえないけれど
老人になってそれを自覚する人は
いろいろな力と能力が失われてしまったにもかかわらず
ひとつの人生が高齢に至っても
1年1年、最後までその関係と絡み合いの網目を無限に拡大し
多様化してゆくさまを観察することができる 」

「 見ること、観察すること、瞑想することが、しだいに習慣となり、訓練となって、気づかぬうちに観察者の気分と態度が私たちの行動全体に浸透してくる。
望みや夢想や欲望や情熱に駆り立てられて、私たちは人間の大部分がそうであるように、私たちの生涯の何年も何十年ものあいだ、あせり、いらいらし、緊張し、期待に満ち、実現あるいは幻滅のたびごとに激しく興奮してきた。
――そして今日、私たち自身の絵本を注意深くめくりながら、あの疾駆と狂奔から逃れて「ヴィータ・コンテムプラティーヴァ」、すなわち「静観の生活」に到達したことが、どんなにすばらしく、価値のあることであるかに驚嘆するのである 」

ーー『人は成熟するにつれて若くなる』(草思社)よりーー

こちらも「アンチ・エイジング」と異なる「サクセスフル・エイジング」の王道を地でいっています!(^^)!

双眼鏡と老人
静観の生活・イメージ

エピソードとしては、ヘッセはあきらかにクリスチャンなのですが、「シッダールタ 」(Siddhartha 1922年)の著書があるように、ヴィータ、道(タオ)に通じる東洋思想への傾倒が見られるようです。

サヘラン的には、若者に望むべくもない、老練の魅力になにか、崇高なものを感じて鳥肌がたちました‼

「サクセスフル・エイジング」”人は成熟するにつれて青春となる”生き方

いかがでしたでしょうか

まさしく「青春の詩人」と呼ぶにふさわしい、サミュエル・ウルマンとヘルマン・ヘッセ「言葉の力」は?

”人は成熟するにつれて青春となる”「サクセスフル・エイジング」の生き方と捉えられます!

このヘッセのように85歳の「遊行期」(ゆぎょうき)までこのように生きられたら、生き甲斐がありますよね!

東洋思想のヴィータの人生については、依然に記事にしていますので、ご覧ください。

今回、一度味わってみた名句は、きっと悟りをすでに開いておられる方以外には、感動的な価値のあるお言葉でしたよね!

それではみなさん、最後までご覧いただきありがとうございます

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