「生命の起源」への「パンスペルミア説」が日本主導で実証される価値

生物クラゲ ドラクエ村
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 こんにちは! サヘランです みなさん、ご機嫌いかがお過ごしでしょうか

最近「生命の起源」の分野で新しい、動きがありました。

それは、驚くかな「微生物の宇宙での生存を実証!」のニュースでなのです。

過酷な環境の宇宙で微生物が数年間生存できることを、東京薬科大などの研究チームが国際宇宙ステーション(ISS)での実験で突き止めたのです。

「パンスペルミア説」は、生命は宇宙に広く多く存在し、地球の生命の起源は地球ではなく他の天体で発生した微生物の芽胞が地球に到達したもの、とする説なのです。

この生命は宇宙空間を移動するという説が、「可能である!」と結果的に検証されたのです。

今回の記事は、これらの価値についての内容です。

それでは、みなさんしばしのお付き合いのほど、よろしく願います。

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「たんぽぽ計画」から分かった「微生物」の恐るべき宇宙空間での生命力

  宇宙空間での日本のプロジェクトとしては、現在小惑星探査機「はやぶさ2」小惑星リュウグウの調査を終えて、地球に帰還の第二期イオンエンジン運転中で、2020年12月6日には地球に帰還する予定となっています。 

「はやぶさ2」が打ち上げられた翌年、「たんぽぽ計画」の実験は日本の科学者により開発され、2015年5月に国際宇宙ステーション(ISS) のきぼう実験棟に設置された船外実験プラットフォームにて開始されました。

「たんぽぽ計画」は生命や有機化合物の惑星間移動の可能性、そして地球の低軌道における地球由来の粒子を調査中の”宇宙生物学的”プロジェクトです

その目的は、パンスペルミア説と、生命そのものおよび生命の源が惑星間を移動する可能性の検証をすることとなります。

パンスペルミア説のイメージ図
パンスペルミア説のイメージ図ウィキペディア(Wikipedia)

リーダーの東京薬科大学山岸明彦氏をはじめ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)など26の大学と団体の研究者が参加しております。

計画では、超低密度シリカゲル(エアロゲル)を用いて宇宙塵を捕集し、地球に持ち帰り調査することになっていて、また、微生物が惑星間の移動に耐えられるかという問題を検証するための実験が行われています。

その中で、放射線に強い特殊な細菌を容器に入れてISSに運び、船外実験プラットフォームの宇宙空間に3年間さらして調査をおこなっていて、その結果が最近報告されました。

報告によると、細菌は宇宙空間で有害な紫外線を浴びても全体の数%が生き残りました

①紫外線を浴びた状態で2~8年の間宇宙で生存できる

②紫外線を浴びなければ数十年間は宇宙で生存できる

ことが、細菌の生存率などの分析から分かったのです。

特殊な細菌とはいえ「微生物」恐るべき宇宙空間での生命力には驚かされます。

我々すべての生物の進化の源(みなもと)、「細菌」は宇宙的な素晴らしい生命力にあふれています!

宇宙的な生命観については、次の関連記事をご覧ください。

「パンスペルミア説」”微生物が宇宙旅行”してた!と分かれば”説”でなくなる

 パンスペルミアの言葉の由来は、ギリシャ語で「種をまく」という意味のようです。

実際に、地球の生命がどこで生まれたかは未解明なままですが、火星から飛来した可能性も指摘されはじめています

火星で大気中の微生物が雷雲の影響で加速し、宇宙に飛び出すと、地球に最接近しているときならば数年で地球に到着可能という計算になることのようです。

ブラックホールの研究で著名なシュヴァルツシルトによる計算では、太陽光の光圧に最も影響される球体は直径160nm(ナノメートル)最小微生物ほどの大きさで、微生物は太陽光で運ばれるようです。

広い宇宙空間から、宇宙空間を旅行して「種をまかれる!」ように地球に飛来した「生命の起源」ということがいえそうですよね。

そうなれば、「パンスペルミア説」はもう”説”でなくなってしまいます!(^^)!

「生命の起源」となる「細菌様の微生物」が”宇宙に偏在”する可能性の価値

 今回の「たんぽぽ計画」の成果から”「微生物」の恐るべき宇宙空間での生命力!”がわかりました。

このことは、「細菌様の微生物」が”宇宙に偏在”する可能性をかなり高めました。

みなさん、いかがでしたでしょうか

そうですね、なにかこう、広大な宇宙で、たった1つ地球だけが生命の楽園なのか?っていう孤高の孤独感みたいなものから、1歩も2歩も抜け出せたような感じがしますよね。

さすがに、惑星間の微生物の存在から、いきなり宇宙人がいるかも!ってところまでには飛躍しませんが…

サヘランと同じく、みなさんの夢も広がって行くのではないでしょうか

今回は、ちょっと身近なようで身近でない、宇宙生物学的なお話となりましたが、

最後まで、ご覧いただきありがとうございました

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